こんにちは。多摩川レンタサイクルRIDEAWAYスタッフの園田です。
皆さんは自転車をレンタルする際や購入する際は、どのような基準で選んでいますか?
適正身長で選んだり、見た目で選んでいただいている方がほとんどだとは思いますが、今回はクロスバイクとロードバイクの違いを示した上で用途や目的に応じた自転車の選び方を紹介します!
ハンドルの違い
まずは、ハンドルの形状についての違いです。
クロスバイクのハンドル
クロスバイクのハンドルはフラットバーハンドルと呼ばれるまっすぐなハンドルが装着されています。このハンドルは上体を起こして走ることが出来るため、市街地で安心して操作出来たり、街中でも安定した走行を発揮できます。しかし、一か所しか持つ部分がないので、走行時間が4時間を超えるような長時間のサイクリングをすると手首に負担がかかります。また、状況に応じてハンドルの握る位置を変えられないので、疲れてしまう可能性があります。

ロードバイクのハンドル
ロードバイクのハンドルはドロップハンドルと呼ばれる曲がったハンドルが装着されています。ドロップハンドルは3通りの持ち方ができ、基本的な位置であるブラケット(左写真)、ヒルクライムやリラックスして走りたいときに使う上ハンドル(中央写真)、高速で走行するときに使う下ハンドル(右写真)があります。
地形や道路状況に応じて複数の持ち方ができるので、長距離の走行でも快適に走ることができます。



コンポーネントの違い
次にブレーキやギアといったコンポーネントの違いです。
クロスバイクのコンポーネント
クロスバイクのブレーキは、ママチャリよりも効きが強いので軽い力でしっかりと止まることができます。ただし、逆に効きが強すぎて焦って急ブレーキで強く握ってしまうと勢い余って前に転んでしまうこともあるため注意が必要です。
また、ハンドル部分にはギアチェンジのメーターがあるのでギアの入れ間違いや今何段目のギアを使っているのかを確認できます。
そして、前のギアがロードバイクよりも1段多い3段ギアのクロスバイクはギアが小さいので軽い力で漕ぎ出すことができます。


ロードバイクのコンポーネント
ロードバイクのブレーキモデルは競技用に作られているのでママチャリよりもブレーキの効きが弱いです。特にリムブレーキはしっかりと握らないと止まりません。
また、クロスバイクには付いていたギアのメーターが付いていないものがほとんどなので、今どのギアを使用しているのかを感覚で覚えるしかありません。
前のギアはクロスバイクよりも大きく、後ろのギアも6~11段ほどあり細かなギアチェンジができます。そのため、登り坂でも平坦な道でも適切な重さに調整でき、降りることなく走行できます。


タイヤの違い
続いてはタイヤの違いです。
クロスバイクのタイヤ
クロスバイクのタイヤは28Cから35Cのタイヤ幅が主流です。クロスバイクのタイヤはママチャリよりは細いですが、ロードバイクよりは太いので、街中から軽いサイクリングまで幅広く乗ることができ、多少の砂利道や凸凹道でも安定した走りを発揮します。

ロードバイクのタイヤ
ロードバイクのタイヤは早く走るためにタイヤ幅が25Cと細いタイヤになっています。クロスバイクは多少の凹凸や砂利道を安定して走れましたが、ロードバイクはその細さから悪路で安定しないので、凹凸や砂利道には不向きです。
乗り心地の違い
続いてロードバイク歴6年のスタッフ園田が実際にロードバイクとクロスバイクを乗り比べてみて乗り味の違いや感想などをご紹介します。私はロードバイクに乗る前まではこども用のクロスバイクに乗っていました。中学2年生の時にロードバイクを買ってもらい高校ではサイクリング部に入りレースを中心に使用してきました。現在は自宅からの中野島までの通勤と時々サイクリングに行く程度にロードバイクを使用しています。
楽にスピーディーに走れるロードバイク
私がロードバイクに初めて乗った時の感想は「漕ぎ出しが軽い!」でした。ロードバイクはクロスバイクと比べて重量が軽いこともあり最初の漕ぎ出しがクロスバイクのように足に力を入れなくてもスッと進んだことに驚きました。また走り出した後も速度の安定性に優れていると感じました。平坦な道でペダルを漕ぐことを止めてもクロスバイクならすぐに失速してしまうところロードバイクならある程度進んでくれるので、乗りながら足を休めたり長時間走っていても足が重くなることは少なくなりました。


また、レースになると平坦な道で時速40km以上出すことは当たり前で高速でカーブを曲がったり空気抵抗を減らすために深い前傾姿勢(肘を90度に曲げてハンドルを握る姿勢)になります。その際に色々な握り方が出来るドロップハンドルは状況に応じて握り方を変えられるので速い速度を維持することが出来ました。
色々なハンドルの握り方ができることはレースだけではなくサイクリングに行く時も峠道は上ハンドルを握るなど握り方を変えることで30km,50km,100km…とクロスバイクでは行けなかった遠くの場所までサイクリングに出かけるようになりました。
軽快な走りができるクロスバイク
ロードバイクに乗る前に乗っていたクロスバイクやRIDEAWAYのクロスバイクに乗った時の感想は「安心感があり快適に走れる」という印象を持ちました。ロードバイクに初めて乗った時は細いタイヤと慣れないハンドルでバランスがとりづらかったもののクロスバイクはロードバイクより太いタイヤと握りやすいフラットバーハンドルなので安心感がありました。多摩サイを走行中も減速するための段差や多少の砂利道でも安定した走りができるのでロードバイクほど路面に気を遣わないと思います。

長時間のサイクリングには不向きですが、買い物や通勤、通学などの日常使いに適しています。私もロードバイクを購入してからクロスバイクに全く乗らなくなったかと言うとそうではなく近所のコンビニや街中を走る時にはクロスバイクを使っています。
クロス・ロードバイクのメリット/デメリット
ここでは上記では触れなかったクロスバイクとロードバイクのメリット/デメリットを紹介します。
メリット
・ロードバイクは10kg以下と軽い
・ロードバイクはレースやサイクルイベントに参加したい方にオススメ
・クロスバイクはキックスタンドが標準装備されているものが多くキャリアやカゴが取り付けることが出来る
デメリット
・クロスバイクはロードバイクと比べると重い(10~15kg)
・ロードバイクは価格がクロスバイクに比べて高価(10万円~)
・ロードバイクはクロスバイクよりもきつい前傾姿勢なので首や腰が痛くなる
まとめ
このように、クロスバイクとロードバイクには多くの違いがあり、それぞれのメリット、デメリットがあります。ご予約時に「クロスバイクとロードバイクどっちを選んだら良いんだろうか?」と迷われる方もいるかもしれません。
迷ったら「どんな風に走りたいのか」や「どこをメインに走りたいのか」をイメージして目的や用途に応じて選んでみてください。お問い合わせの方もいつでもお待ちしておりますので、気軽にご連絡ください!
ご予約やお問い合わせは以下のHPからよろしくお願いします。
9月7日 中野島店舗の様子
本日は立川で2名、中野島で8名のお客様がRIDEAWAYを利用してくださいました。
中学、高校の陸上部の同期だという5名のお客様は下流方面を目指し、羽田空港の手前まで行き戻って来ました。中野島に戻ってきた後、1名だけ立川店舗からレンタルされたお客様だったので、中野島から立川まで再び自転車に乗って行かれたので「凄いな」と思いました。

また、シェアパスを利用して今回で4回目の男性2名もいらっしゃいました。二人でトライアスロンの大会に出るために何度もRIDEAWAYに通い、ロードバイクに慣れる練習をしてきました。今回は立川市泉市民プールまで自転車で行き、プールで泳いでから再び自転車で戻り返却後にランニングをするという本番さながらのトレーニングをしてきたと聞いて驚きました!そんなお二人は来週がいよいよトライアスロンの大会だそうで、「ここに通ってもう4回目!すごく成長出来ました。」というコメントをもらいとても嬉しかったです。是非とも大会頑張って欲しいです!
RIDEAWAYではこれからロードバイクを始めようと考えている方や大会やサイクリングイベントに初めて参加する方に向けた自転車のレンタルや初心者講習会、ご相談なども承っております。
今後ともRIDEAWAYをよろしくお願いします。