「サイバー大学って何?聞いたことないんだけど?」
「どんな大学なの?」
「なんだかカタカナの名前であやしい…。」
なんて思っていませんか?
実は私がそう思っていました。
でも、普通の通信制大学です。
入学して1年以上経ちましたが、全然怪しくはありません。
むしろ、効率を重視したい人にはおすすめの大学です。
この記事では、社会人になり10年以上経過し、実際にサイバー大学に入学した筆者が、サイバー大学について解説します。
この記事を読むと、サイバー大学がどんな大学か、メリット・デメリットがわかります。
サイバー大学は怪しい?いいえ、文部省認可のある通信制大学です!
サイバー大学とは、ソフトバンクグループが設立した、通信制大学です。
2006年に文部科学省の認可も受けています。
サイバー大学を卒業すると、学士号(4年制大学の卒業資格)の取得ができます。
サイバー大学は完全オンラインで一切通学が不要!
サイバー大学では、卒業まで1回も大学に通学する必要はありません。
試験や手続き、図書館、就職サポートセンターの利用なども含めて、大学に行く必要はありません。
そして、新型コロナウイルスが流行りだしたときでも、混乱もありませんでした。
通常の大学では、オンライン対策ができていないため、生徒、学校側も混乱していたかと思います。
すでに通学に向けて引っ越し、オンラインになってしまい、がっかりしていた生徒もいたと聞きます。
しかし、サイバー大学では、混乱もなく、すでにオンラインでの授業環境構築ができているため、通常通り授業がスタートしていました。
コロナは特殊なケースかと思いますが、そのたびに自分が振り回されるのはツライもの。
仕事でもいつもイレギュラー業務に対応するのは、そのたびに考えたり、作業が増えたり、大変ですよね。
ですが、変化が少ないという意味でも、余分な作業が生まれず、サイバー大学は効率的です。
そして、新型コロナウイルスが流行りだして、リモートで働かれる方も多くなったと思います。
私もリモートで働いていた一人です。
そして、気づきました。
通勤って、めんどくさくないですか?
なんだかその時間もったいなくないですか?
よくよく考えたら、家でもお仕事できるものもありませんか…。
これをすべて解決しているのが、通信制のサイバー大学。
私は通勤・通学中にノートやペン、パソコンを出して勉強をするのは得意ではなく、その時間をうまく活かせませんでした。
どうしても実際に学校に通いたい!
きちんと先生の授業を目の前で受けたい!
バーチャルでの出会いではなく、実際のお友達もほしい!
という方には向きませんが、
とにかく、仕事と両立しやすく、効率よく大卒の資格がほしい方には、サイバー大学はメリットが大きいです。
いつでもどこでも授業が受けられる!転勤のある社会人も大丈夫!
サイバー大学では、オンラインで授業のビデオを見て、小テストを受けるということが、出席になります。
(小テストの代わりに、レポート提出、中間テストというパターンもあります。)
なので、インターネット環境さえあれば、24時間どこの場所でも受講できます。
社会人だと、お仕事により、転勤の可能性もありませんか?
また、特定の曜日だけ早く帰宅することはできない方、いらっしゃいませんか?
通常の通学制の大学だと、通い続けるのが難しくなると思いますが、完全オンラインの通信制のサイバー大学だと大丈夫!
引っ越してもオンラインで授業を受け続けることができます。
実際に海外から受講しているクラスメイトもいます。
私自身も、在籍中に地方から関東に引っ越しました。
引っ越し自体もなかったかのように授業を受けています。
サイバー大学の学部はIT総合学部のみ
サイバー大学では、IT総合学部という、一つの学部のみ設置されています。
コースは3つあります。
- テクノロジーコース
- ビジネスコース
- ITコミュニケーションコース
私は現在テクノロジーコースに在籍しています。(3年次編入)
学べる学部が限られてしまうため、ビジネスやテクノロジー以外について学びたい方には、不向きですが、
- ビジネスについて学びたい
- ITについて学びたい
- どこの学部でもいいから大卒の資格がほしい
という方には、オススメです。
サイバー大学の学費は取得単位ごとのお支払い
サイバー大学の学費・費用は、履修単位数により異なります。
通常の大学だと、1学期いくらという学費の支払いになると思います。
しかし、サイバー大学では、1単位21000円と履修単位ごとのお支払いです。
学費だけでざっくりと計算すると、学費だけでおよそ260万円(システム利用料など除く)
21000円/単位×124単位(卒業に必要な単位)=2,604,000円 かかります。
その他、入学検定料、システム利用料、学籍管理料などが学期ごとにかかります。
卒業までの費用は、国公立大学と比べると高いですが、通常の私立大学*よりは安くなります。
(*年間授業料がおよそ120万円とする)
特に、
- 久しぶりの勉強で、そもそも継続できるか不安
- 仕事と勉強とをうまく両立したい
という方に向いています。
履修単位数を調整できるということは、
- 学費の無駄がない
- 仕事と勉強の両立に疲弊するリスクが少ない
ので、継続しやすい環境になります。
継続できるということは、大学を何年もかけて卒業するので、重要な要素のひとつになります。
しかも、すでに関連資格(TOEIC、情報処理技術者試験)等を持っている場合は、単位として認定してもらえることもあります。
費用も少なくなるのもメリットですね。
サイバー大学の入学時期は年2回(春学期、秋学期)
サイバー大学では、年に2回の入学時期があります。(春学期と秋学期)
入学時期は、春学期のみというという大学が多いですよね。
でも、サイバー大学では、年に2回入学できるので、入学のチャンスが増えます。
春になり、「やっぱり大学に行きたい!」と思っても、入学まで約1年待つ可能性があります。
そして、その間にモチベーションが下がってしまったり、年末、年度末のお仕事で忙殺されて、出願時期を逃す可能性があります。
しかし、サイバー大学では、夏には出願でき、秋には受講を開始できます。
秋に入学できるということは、卒業時期が夏の欧米からの留学から帰国するときにもスムーズに入学ができます。
そして、逆に言えば、春学期後に卒業(夏に卒業)ができます。
大卒の資格がもらえるチャンスも年2回あるということ。
なるべく早く大卒の資格がほしい人にもメリットがあります。
卒業後は、海外への留学、大学・大学院入学も検討している方にもピッタリです。
門戸も広い!大学中退者でも短大編入者でも大丈夫!
大学で学びたかったけど、経済的な事情でできなかった。
高校中退し、学ぶことをあきらめてしまって後悔している。
という方、いらっしゃいませんか。
サイバー大学では、いろんな学歴の人にも門戸があります。
なので、もう一度大学で勉強をしたいという方にもピッタリの大学です。
- 大学中退
- 専門学校卒
- 短大卒
は、編入のチャンスがあります。
過去に取得した単位の認定がされれば、
認定単位数+サイバー大学での単位数=124単位でサイバー大学を卒業できます。
私は、海外の短大卒ですが、その一部の単位(52単位)を認定していただき、編入ができました。
ほかにも、
- 中卒
- 高校中退
の方にもチャンスが与えられているということ。
特修生という、指定された16単位を取得したうえで、
正科生(大学1年として入学)として出願できるという制度があります。
しかも、正科生として入学した後は、卒業必須単位数の124単位のうち、108単位の取得で卒業ができます。
(すでに16単位+108単位=124単位が卒業必須単位数)
個人により認定単位の状況が異なりますので、詳しくは、サイバー大学入試係の方にご相談ください。
【まとめ】サイバー大学は、自由度が高く、効率重視な社会人にオススメ
サイバー大学についてまとめると、こんな大学です。
- サイバー大学は文部省認可のある通信制大学
- 完全オンラインで一切通学が不要!
- いつでもどこでも授業が受けらて、転勤も移住も大丈夫!
- 学部はIT総合学部のみ
- 学費は取得単位ごとのお支払い
- 入学時期は年2回(春学期、秋学期)
- 門戸も広く、大学中退者でも短大編入者でも大丈夫!
サイバー大学という、独特な名前ですが、きちんと大卒資格も取得できます。
オンラインの大学ですが、学生サポートセンターなどもあり、メールだけでなく、電話や資料送付などの郵送にも対応してくれます。
いろんな形で大学の説明が受けられて、ITが苦手な方でもわかりやすいです。
ITについて学びたい方、大卒の資格がほしい方に、効率も重視したい方にオススメの大学です。