熱中症を予防して真夏のアウトドアを最大限楽しむ5つのヒント

連日の猛暑日でいよいよ夏本番!となれば、野外のアクティビティを楽しみたいもの。

しかし真夏の野外についてまわるのが「熱中症」の危険。今のうちから、熱中症の危険性と予防策を知って準備しておきましょう!

目次

熱中症に気を付けよう

昨今の夏は、30度超えがあたりまえ。ニュースでもネットでも「熱中症に気を付けよう!」があふれていますので、予備知識は皆さんの中ではあると思いますが、改めて、熱中症について復習します。

熱中症予防のために

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。 屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省

ここ最近のニュースでは、冷房をかけていた部屋の中でも熱中症になったり、水分をしっかりとるよう指導していても体育館の中での授業中に具合が悪くなったりするケースが見受けられます。

熱中症の主な症状

【はじめのころ】
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)など
     
【症状が進むと】
頭痛、嘔吐、けんたい感、虚脱感、集中力や判断力の低下など

冷房の効いた部屋でも、水分を接種しているつもりでも、対策が不十分だと熱中症の危険があります。

室内では、扇風機やエアコンなどで室内温度をこまめに管理+水分補給
野外では、直射日光を避け、体の熱を下げる+こまめな水分補給
が大切です。

特に水分補給は「喉が渇いた」と感じる前に行うのがポイントです。

熱中症対策、5つのアプローチ

野外フェスや、サイクリング、海や川など、夏は楽しい遊びがたくさん!

暑いけど、なるべく快適に過ごしたいですよね。
熱中症をうまく対策して、真夏のアウトドアを楽しみましょう。

1. “冷感グッズ”で熱中症対策

ハンディファンで涼しく


冷感・涼感グッズを利用して、熱中症対策をしましょう!

  • ハンディファン
    外を歩いている人が持っているのを見かけたこともあるかと思います。首にかけるタイプ、手で持つタイプ色々出ていますね。
    ただし、高い気温の日に使用する際は、逆に熱波をあおることになる可能性も。冷感タオルやネッククーラーと同時に使うことで涼しい風をうけることができ熱中症対策になります。
  • 冷感・涼感タイプのインナーやTシャツ
    インター自体がひんやりタイプのものが出ていますのでそういうものを取り入れてみてもいいでしょう。
  • ネッククーラー
    最近よくニュースなどでも取り上げられているネッククーラー。28度以下になると自然と固まる液体が入っています。結露がでないため洋服が濡れたりすることないのが◎!
    ただ、野外ではすぐにぬるくなってしまうのが難点。クーラーボックスなどと一緒に活用することで、何度も繰り返し使えます。
  • 冷感タオル
    水にぬらして振るとひんやりするものなど多くの種類が発売されています。
    即効性はないため熱中症になってしまうとあまり効果はありません。また、Tシャツなどが濡れてしまうという難点もあります。
  • そのほかのアイディアグッズ
    ほかにもなるほど!なアイディア商品を見つけましたのでいくつかご紹介します。


2. “日よけグッズ”で熱中症対策

日焼け対策をしてアウトドアを楽しもう

つばの広い帽子、アームカバーなどの日よけグッズは今、種類が豊富に出ています。
また、強い紫外線から肌を守り、疲労感を軽減させるためにも長袖を着用するとよいようです。
薄手の指先まで覆ってくれるタイプの長袖パーカーなども出ていますので探してみるといいかもしれませんね。

  • 帽子
    つば広のものがベスト。キャップに付けるタイプの日よけタレをつけても◎
  • サングラス
    UVカットのスポーツタイプがずれなくておすすめ。
  • アームカバー
    サムホール(親指を出す穴)があるタイプ、スポーツタイプ、着るタイプなどいろいろあるので自分に合ったタイプを選んでみてください。
  • シャツやストール
    薄手のシャツ・パーカーやストールで直射日光を避けるのも効果的。

3. “食事”で熱中症対策

夏野菜で体の中から涼しく

食べ物で体の中から冷やす、という方法もあります。
利尿作用のあるウリ科の食材や、苦味のある食材、色では「赤色」の食材がおすすめです。

  • トマト
  • きゅうり
  • なす
  • ゴーヤ
  • すいか
  • ハトムギ
  • 蕎麦
  • 緑茶

また、夏の果物も体内の熱を冷ましてくれる効果があるので、サイクリングやキャンプなどにコンビニで売っているカットフルーツや冷凍フルーツを取り入れてみてもいいかもしれません。

4. “情報収集”で熱中症対策

熱中症の情報収集も効果的

天気予報アプリはもちろんのこと、熱中症警戒アプリや熱中症情報発信LINEを活用してタイムスケジュールを組んでもいいでしょう。


熱中症警戒

熱中症警戒 – 気象庁 –

気象庁の熱中症に特化したアプリ。
地域を絞っての暑さ指数が当日含め未来3日間、3時間単位で見ることができます。 iOS


yahoo!天気

yahoo!天気

yahoo!の天気アプリにも十分な熱中症情報が掲載されています。市区町村まで絞って1時間ごとの推移も見れます。iOS / Android


ウェザーニュース

ウェザーニュース

有名なお天気アプリの1つ「ウェザーニュース」にも熱中症情報があります。日本各地の熱中症の危険度状況のほか、危険な条件になったらお知らせしてくれる「熱中症アラーム」機能(有料)も。iOS / Android


環境省熱中症予防情報

環境省熱中症予防情報ーLINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信

環境省のLINE公式アカウントでは熱中症予防対策の情報配信をしています。友だち登録すると設定した地域でアラートが出ると通知されます。

5. “暑熱順化”で熱中症対策

“暑熱順化”というのをご存じですか?ウィキペディアによると

暑熱馴化(しょねつじゅんか、: heat acclimation)とは、徐々に体を暑さ順応させることである。「暑熱順化」[1]「暑熱順応」[2]とも表記される。昨今、熱中症患者が急増している要因の一つとして、専門家は「暑熱順化」が不十分な点を挙げる。
ウィキペディア

となっています。

ようは、暑さに慣れる、ということ。
真夏になってから、暑さに慣れようとしても、かえって熱中症になりかねません。暑熱順化には最適な季節があって、それは初夏。暑さに慣れてくると、汗をかきやすくなったり、血流がよくなり、熱を放出する能力が高くなるそうです。

今年はすでに暑いので難しいかもしれませんが、来年以降、少し暑くなってきたかな?という季節から徐々に野外にいる時間を増やして、暑さに強い身体づくりを目指してみましょう!

おわりに

いかがでしたでしょうか?

まだまだ新型コロナウイルスの感染は終息が見えません。
もし、対策を怠ったり、最適な予防法を行わないで重篤な熱中症になっても、救急車がこない、病院を受診できないなど、スムーズな治療を受けられない可能性もあります。

自分にあった熱中症予防・対策法を取り入れて、安心・安全に、快適な真夏のアウトドアを楽しみましょう!

目次