コロナ対策として密を避けるために自転車通勤を始めた人は多いのではないでしょうか? 私が使っている通勤ルートでも、自転車に乗っている学生や社会人が増えています。 この記事では、そんな自転車通勤をこれから始めようと検討している人や始めたばかりの人、または、もう辞めようかと思っている人に私が感じている自転車通勤の楽しさを紹介できればと思っています。
自転車通勤を続けるために楽しみを見つけよう。
私の経験から、自転車通勤は楽しさを知らなけらば続けていくことが難しいと感じています。
自転車通勤は、気持ちよくて、運動もできて、交通機関の時間制約からも解放されるなどメリットも多いのですが、 同じようにデメリットも多くあり、実際に私自身一度は挫折しかけました。
毎日大通りに沿って通勤していましたが、車やバイクに神経を尖らせて、路肩に落ちているガラス等の破片に注意を払い、よく捕まる信号に合わせて減速、待機、再加速する。 当たり前の行動なのですが、通勤中ずっとこんな調子が続くと、会社に着いた時には体の疲労感よりも気疲れの方が勝っていたことを覚えています。
この時は全く楽しくありませんでした。新しく自転車を買ってしまった手前、すぐに辞めるわけにもいかず、いやいや最初の数か月は自転車通勤を続けていました。
でも、そんな私がもうすぐ自転車通勤を始めて3年が経過しようとしています。 それは通勤に楽しさを見つける事ができたからです。
楽しむためにルートを変えてみた。
自転車通勤を楽しむためには何が必要だろうかと考えた時、私の場合は「疾走感」でした。 ペダルを漕げば、それに応えて加速する自転車は自身との一体感を味わう事ができ、その時の疾走感は本当に気持ちのいいものです。
この疾走感を得るために、できるだけ減加速をする必要がないルート、つまり、信号がないルートを探しました。 大通りから裏道を使うようになり、最終的には、河川敷のサイクリングロードを使うようになりました。 これが私には大正解!! 河川敷をコースに含める事は、最短コースと比べると約1km距離が長くなりますが、それ以上にメリットに感じる事が多かったのです。
河川敷ならではの楽しみがある。
河川敷は、歩行者、自転車専用の道が整備されている事が多く、そこを車やバイクは通行ができないので信号もありません。その為、長い距離を安定したスピードでペダリングすることができ、これが非常に心地が良いのです。
また、河川敷には電柱や電線もないので走行中の視界も開けていて遠くまで見通す事ができます。その景色の変化から季節を感じる事もできるのです。 例えば、土手に沿って植えられた桜などの樹木や、自生している草花が春から夏にかけて成長する姿が見れたり、 寒い時期になると夜空が綺麗に見える事から、空気が澄んでいることに気づくこともありました。1度だけですが流れ星を見る事もできました。そして動物にも遭遇します。渡り鳥の群れが川に降り立つ瞬間や白鳥や鵜が川で戯れている姿などは、ついつい自転車を止めて見とれてしまいます。
このように自然にふれて四季に気付く感覚は、電車通勤時では味わうことができなかった事です。
楽しくないことはやりません。
ただ、通勤ルートを河川敷に変えたからと言って楽しい事ばかりではありません。
河川敷では、自然の厳しさも体感できます。遮る物が無いために暑い日はより暑く。寒い日はより寒く。風が強い日で向かい風の場合は、自転車が全く前に進まないこともあります。その為に、自転車で通勤することを嫌に感じる日は多々あります。そのような時は、河川敷からルートを変えてみたり、思い切って自転車に乗らないという選択をするようにしています。
まずは苦に感じている事を避けるための方法を考えて、それでも避ける事ができないのであれば我慢をして乗り続けるのではなく、その期間は乗らないようにし、交通機関を使います。無理をする事によって自転車に乗る事自体に抵抗を感じるようになったら、次から楽しく乗ることができなくなるからです。
嫌に感じるポイントは人それぞれでしょう。ストイックな方であれば逆境こそ燃えるという方もいらっしゃるかもしれません。それでも少なからずデメリットに感じる点はあるはずです。そこを対策するか回避する方法を検討して頂き、快適に通勤できる環境を整えてもらえれば、継続して自転車通勤を続ける事ができるのではないでしょうか。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
私にとって自転車通勤とは、普段得られない刺激的な感覚をもたらしてくれるので、そこに楽しさを感じて継続することができています。
でも自転車の魅力はそれだけにとどまらないでしょう!!
より早く走る事を追求することや、自分専用のこだわりある自転車にカスタマイズすることもできます。人によって魅力に感じるところは異なると思うので、まずは始めてみてはいかがでしょうか?
今はレンタサイクルもありますので事前に体験することもできます。この記事をきっかけに自転車の楽しさを共有できる人が増えれば良いなと思っております。