東京と神奈川に挟まれている多摩川、都会の中に位置していてもたくさんの生き物が暮らしています。そんな多摩川の生き物たちを観察できる施設を登戸・府中・調布エリアに絞って紹介します。施設には水槽が展示されており、すべてをまわると合計20種以上の魚を観察できます。
各施設の側には実際に観察できるスポットがあるので、あわせてご紹介します。 (2021/9/21更新)
登戸周辺
川崎市:ニヶ領せせらぎ館
HP:https://www.seseragikan.com/
開館時間:10:00 ~ 16:00 ※ 5月~8月の土日祝は 9:00 ~ 16:00
休館日: 毎週月曜日(祝日の場合その翌日)及び第1・3水曜日
入館料:無料
登戸駅のすぐ近くにあります。「ミニ多摩川水族館」という名前で魚を鑑賞できるエリアがあります。
隣には「かわさき水辺の楽校」があり、定期的にお子様向けのイベントが開催されています。
ニヶ領宿河原堰
ニヶ領せせらぎ館のすぐ隣にあります。川上側では堰き止められた水がゆったりと流れ、冬には多くのカモたちがやってきます。川下側は浅瀬になっており、水鳥の餌探しの場となっています。
調布周辺
調布市:多摩川自然情報館
HP:https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1289864806283/index.html
開館時間:9:00 ~ 17:00
開館日:毎日(年末年始、臨時休刊日を除く)
※コロナ期間中は人数制限あり。最大15名。
入館料:無料
狛江市との境に位置し、堤防から市街地へ降りたところにあります。(ニヶ領せせらぎ館からは多摩水道橋を越えて東京側へ)
二階部分では多摩川で観察できる生物を学ぶことができます。 「おさかなコーナー」 があります。
土日には解説員が駐在しているとのことなので、知りたいことや尋ねたいことがあれば土日に行ってみましょう。
ニヶ領上河原堰
堰の川下側には中洲が多く点在し、さまざまな生物が生息します。それを狙って上空をトンビが飛ぶこともよくあります。歩道から魚道を覗き込むと朔上するアユの姿も見られるかもしれません。
多摩川親水公園
サイクリングコース上から川を見ると、草の茂みからところどころ突き出た木があり、高い枝が好きな鳥が止まりやすそうです。
府中周辺
府中市:郷土の森博物館
HP:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/
開館時間:9:00 ~ 17:00 ※入場は16:00まで
休刊日:月曜日、年末年始(12/29 ~ 1/3)
入館料:大人300円、中学生以下150円
府中郷土の森には、公園、芸劇場、市民活動センターがあります。その中の郷土の森博物館には、「多摩川水族館」と名付けられた水槽が展示してあります。もちろん博物館ですので、水槽だけでなくプラネタリウムや歴史を学べる展示もあります。
園内には、ウメ(2月~3月)、アジサイ(6月~7月)、ロウバイ(12月~2月)、ハギ(9月)が数多く植えられています。
私のお勧めは県木園。各都道府県の木が植えられています。
大丸用水堰
郷土の森の隣にあります。府中側から川を眺めると、川向こうには桜が丘があり 、都会を忘れさせる景観に出会えます。
野鳥観察小屋
郷土の森から向かうと少し遠回りになりますが、関戸橋を越えて川向こうへ移ると、野鳥観察小屋があります。
桜が丘と大栗川と多摩川の接合点であり、地形に富んだ景観です。
各スポットを上手に回る方法:RIDEAWAY
多摩川沿いにはサイクリングロードが敷かれています。自転車を使うと効率的に回れますし、それぞれのスポットに立ち寄りつつ、道中の自然を楽しむことができます。
RIDEAWAY ではスポーツバイクのレンタルを行っています。都会に暮らしつつ自然が恋しくなった方は是非自転車に乗って多摩川の自然を感じてみてください。
施設で生き物について学んだあとに、実際に見つけたときはとても感動しますよ。