こんにちは!シンメトリックの宇都宮です。
今回のテーマは、多摩川に生育している食べられる野草を探す企画です。Googleが開発した写真や画像から関連する情報を表示してくれる画像認識アプリのGoogleレンズを使って、どんな野草が見つかるのかチャレンジしてみました。発見した野草の写真と、発見した場所付近の地図を紹介していきます。
野草を探しながら徒歩で長距離を移動するのは大変なので、多摩川にあるスポーツバイク専門のレンタサイクル「RIDEAWAY」でスポーツバイクをレンタルしました。自転車で多摩川サイクリングロード沿いを走りながら、野草を探していきます。
※当記事は野草の食用を推奨するものではありません。画像認識アプリによる判別結果には誤りがある可能性がございます。食用目的で野草を採取する場合は、野草図鑑と併用するなど慎重な判断をおすすめします。
野草を探したコース
JR南武線 中野島駅付近から関戸橋周辺まで、多摩川サイクリングロードを走りながら野草を探しました。11キロメートル程の距離を自転車で走りました。写真を撮りながらだと、往復で3時間ほどの所要時間でした。
散策した日付は2021年7月22日。初夏の陽気の中、野草を探していきます。天気は快晴。絶好の野草採取日和でした!
コース地図
発見した野草
ムラサキツメクサ (紫詰草)
早速、発見した野草をご紹介していきます!
まず最初は走り始めてすぐ発見した、ピンク色の花を付けた立派な野草です。
早速Googleレンズで野草の種類を調べてみましょう。
最初に見つけた野草はムラサキツメクサ(紫詰草)。残念ながら食べられる野草ではありませんでした。今回走ったコースの前半、中野島駅周辺から 二ヶ領上河原堰堤 周辺で良く見かけました。
発見した場所付近の地図
クズ(葛)
二ヶ領上河原堰堤の下で二つ目の野草を発見しました。秋の七草として知られるクズ(葛)です。
根を加工して食材の葛粉や漢方薬の材料になる野草でした。食用できることで有名な春の七草がありますが、季節違いの七草があるのは初めて知りました。そのまま食べることはできないそうですが、根が食材として使われているのでこれは食べられる野草としてカウントしましょう。
発見した場所付近の地図
ナガバギシギシ(長葉羊蹄)
続いて発見したのは稲のようにも見える野草です。こちらはタデ科ギシギシ属 のナガバギシギシです。ギシギシは食べられる野草として有名なようで「ギシギシ 食べる」といったキーワードで検索すると調理方法を公開しているブログや動画が多く見つかりました。ほうれん草同様シュウ酸を含むので食べる場合は注意が必要です。生では食べないでくださいとのこと。ということで食べられる野草、二つ目です。
発見した場所付近の地図
イタドリ
イタドリは、タデ科の多年生植物。紫がかった葉が特徴的な野草です。見るからに体に悪そうですが、Googleレンズで見てみると、こちらも春先の若芽は食用できる野草とのこと。
発見した場所付近の地図
メドハギ
メドハギはハギ属の雑草で、真っすぐに立つ姿が特徴的である。薬草としても使われる。京王相模原線の稲田提駅付近にある橋の近くで発見した野草です。高さがあり真っすぐに伸びた束状の形が独特な野草です。
発見した場所付近の地図
タラゴン
続いて発見したのはタラゴン。キク科ヨモギ属の多年生植物。フランス料理ではハーブとしてよく使われており、少量で劇的に味が変わることから、魔法の竜(ドラゴンハーブ)と呼ばれています。まさか多摩川でこんな素敵な異名を持つ野草に出会えるとは思いませんでした。
発見した場所付近の地図
ハルシャギク(ジャノメソウ)
ハルシャギクは、キク科ハルシャギク属の一年草。 空き地や道端などに生える雑草。 別名はジャノメソウ(蛇目草)。
発見した場所
ハルジオン
ハルジオンは、キク科ムカシヨモギ属に分類される多年草。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれる。ハルジオンは今回は散策したコース上に広く点在してましたが、是政橋付近で多く生育していました。
発見した場所付近の地図
ホソバウンラン
こちらは、郷土の森公園 第一野球場付近にある、府中多摩川かぜのみち沿いで見つけたホソバウンランです。
発見した場所付近の地図
チャレンジの結果、発見した食べられる野草
今回発見した食べられる野草は4種類でした。たったの数時間、河川敷沿いを走りながら探しただけでもこれだけの野草が発見できるとは驚きでした。多摩川は東京近郊とは思えないほど、自然が豊かですね!また、季節を変えてチャレンジしてみたいと思います。
今回発見した食べられる野草
- クズ(葛) … 根を漢方として利用
- ナガバギシギシ(長葉羊蹄) … 葉が食べられる。シュウ酸が含まれるので生食は注意
- イタドリ … 春先の若芽は食用できる
- タラゴン … 料理のハーブとして利用
野草探しに使えるアプリ一覧
Google レンズ
今回の探索で使用したアプリ。植物に限らずカメラや写真を使って目の前にあるものを検索できる。さすがGoogle、調べった結果画面では、Google画像検索の結果や、関連記事の情報などを表示してくれる優れもの。
GreenSnap – 植物・花の名前が判る写真共有アプリ
PictureThis:撮ったら、判る-1秒植物図鑑
PictureThisは1.7万種以上の植物を、専門家顔負けの98%の高精度で識別するアプリ。有毒植物の識別もできるようなので、採取した野草を食べようと考えている人におすすめ。
Biome(バイオーム)-いきものAI図鑑
画像から生き物や植物の名前を判別できるアプリ。ゲーム形式になっており、いきもの『ゲット』でレベルがアップしていく。コレクター気質の人や、ワクワクしながら野草を探したい人におすすめ。
ハナノナ app
オフラインでも使える人工知能 花判定アプリ。千葉工業大学の研究室が公開しているアプリ。対応している花の種類は770種類。
まとめ
いかがでしたでしょうか?野草採取に興味がある方は、是非チャレンジしてみてください。
今回はGoogle レンズで挑戦しましたが、調べてみると画像認識で野草を探せるアプリは複数ありました。SNS機能やゲーム機能が付いたアプリもあったので、また違った楽しみ方ができそうです。また季節を変えて挑戦してみようと思います。
多摩川の野草探しにはレンタサイクル「RIDEAWAY」がおすすめ!
多摩川でチャレンジするならレンタルサイクルの「RIDEAWAY」利用がおすすめです。野草を探す際は、多摩川沿いを広範囲に移動しながら探すと種類が見つかるので、自転車での移動がおすすめです。多摩川沿いの多摩川サイクリングロードをスポーツバイクで走ってリフレッシュできます。とても気持ち良いですよ。