多摩川サイクリングロードの要注意スポット8選

こんにちは、多摩川レンタサイクルRIDEAWAY中野島スタッフの園田です。

色んな方が利用される多摩川サイクリングロードには、危険な箇所が多くあります。RIDEAWAYの初心者講習会では、危険な場所で立ち止まって説明をしていますが、この記事では、初心者講習を受けていない方にも安心してサイクリングできるようにいくつかの危険な場所を写真と共にご紹介します。

目次

下り坂とカーブ

多摩川サイクリングロードには、平坦な道だけでなく坂道とS字カーブが多くあります。休日などの人が多い日にはこの場所ですれ違う場面があります。

個人的に「多摩川サイクリングロードの中でここが1番危ないんじゃないか」と思う場所は、
川崎市多摩区の中野島から多摩川サイクリングロードに出て、立川方面(上流)に行く際にある下り坂&カーブです。(二ヶ領用水中野島取入れ口(上河原取水口)付近)

写真だと分かりずらいですが急な斜度です
写真だと分かりずらいですが急な斜度です
下から見るとカーブが急なことがわかる
下から見るとカーブが急なことがわかる


この場所が危ない原因は、急な下り坂によりスピードを出し過ぎてしまいバランスを崩して転倒してしまうことです。特にブレーキが効きにくいリムブレーキのロードバイクはブレーキレバーを握っていてもブレーキがしっかり効いておらずスピードのコントロールが出来なくなり転倒してしまいます。

また、坂をくだった後に現れるU字に折り返すような急激なカーブ(ヘアピンカーブ)では、カーブの出口を見ていないことで転倒したり、カーブを曲がる際に内側のペダルを上にあげていないことが原因で地面とペダルが擦れて転倒する危険性があります。

坂道やカーブでは、ブレーキをかけてしっかりと止まれる速度までスピードを落とすことや目線をカーブの出口に向けることが大切です。

溝と砂利道

次にご紹介するのはサイクリングロードの道端に時々ある溝や砂利です。

砂利が散乱している箇所もある
砂利が散乱している箇所もある
パンクの原因となるような深い溝
パンクの原因となるような深い溝

多摩川サイクリングロードは道幅が狭く、週末はランナーや散歩している人、スピードの出し過ぎているサイクリストが多くいます。そうした方を避けて通る際に道の端ギリギリを走行してしまうと砂利によりハンドルが取られてしまったり、溝に入ってしまい転倒してしまう可能性があります。

極端にサイクリングロードの端を走行し続けないように注意しましょう。

スピードを落とすための段差

多摩川サイクリングロードには、トイレや人通りの多い場所にスピードを落とすための段差があります。ここにも注意してください。

左に見える小屋はトイレ
左に見える小屋はトイレです
路面標示によって知らせてくれる場所がある
路面標示によって知らせてくれる場所もあります

写真のような場所では凸凹の段差によりハンドルをしっかり握っていないことでハンドルを取られてしまったり、減速せずに段差に進入すると大きな衝撃が来て転倒したりします。ロードバイクの場合、最悪パンクしてしまう可能性があるので、しっかり速度を落としてこの場所は走行してください。

自転車徐行のための柵

東京側のサイクリングロード(左岸)を走行していると、自転車がスピードを出し過ぎないようにするための柵をよく見かけます。

右側の柵の端は狭く危険
右側の柵の端は狭く危険

ロードバイクに乗り慣れている方なら自転車から降りなくても狭い柵の間をすり抜けられますが、初心者の方ですと柵にペダルを引っ掛けてしまい転倒する危険があります。また、ロードバイクは一定の速度が出ている時は車体が安定しますが、乗り降りや徐行のためにスピードを落とすとハンドル操作が不安定になり、車体のバランスも取りづらくなります。
怖いと感じたら無理をせず自転車から降りて通行してください。

こうした柵は夕暮れ時や暗い時間帯に走行していると認識しづらいので、日が暮れてから走行される方は速度の出し過ぎに注意してください。

府中多摩川かぜのみち独自の交通ルール

多摩川原橋から石田大橋までの左岸サイクリングロードは「府中多摩川かぜのみち」と呼ばれ、この区間だけはほかのサイクリングロードとは異なる独自の交通ルールがあります。

自転車は道の中央を走行する
自転車は道の中央を走行する

写真のように歩行者は道の右側を通行し、自転車の場合は道路の中央の左側を走行しなければいけません。
この区間では看板や路面標示によって交通ルールを示してくれていますが、ほかのサイクリングロードと同じように左端を走行していると歩行者と接触する危険があるので十分に速度を落として周りを確認しながら走行してください。

かぜのみち区間には府中郷土の森公園バーベキュー場や少年野球場など人通りが多い場所があるので、走行速度には十分注意してください。

市街地の一般道

立川方面に行く際の一般道

中野島から立川やさらにその先の上流を目指す方は石田大橋の高架下を過ぎた先で多摩サイから逸れて市街地の一般道を走らなければいけません。

信号機の無い交差点はカーブミラーや目視で安全を確認!

一般道はサイクリングロードとは違い車も通行します。さらに信号機の無い交差点を左折するので、反対側から来た自転車や歩行者と出合い頭の衝突の危険があります。

左折する際は速度を落として、目視やカーブミラーで左右の安全を確認してから曲がってください。

左折した先には自動販売機やベンチがあり休憩することができます。

二子玉川駅駅付近の一般道

東京側のサイクリングロード(左岸)を通り二子玉川やその先の下流方面を目指す方は二子玉川駅付近の一般道にも注意してください。

二子橋の高架下を走行する際は路駐している車や脇道から出て停めてある自転車があるので注意してください。
また、駅の近くであるため歩行者や自転車の交通量が多いです。周りを確認して走行しましょう。

路駐している車や対向車に注意
路駐している車や対向車に注意

狭い道幅

多摩川サイクリングロードには、道幅が狭い箇所があります。そこを走行する際も注意が必要です。

対向車が来るとすれすれになる狭さ
対向車が来るとすれすれになる狭さ

写真のように多摩川サイクリングロードでは草が成長し過ぎている場所があり、草が道幅を狭くしています。ほかには、多摩サイ右岸の多摩水道橋や丸子橋付近は道幅そのものが狭く歩行者も多いです。

道幅が狭いと反対側から来る自転車とすれ違う際に接触してしまったり、避ける際に左側に寄り過ぎてしまうことでホイールやディスクブレーキに草が絡まってしまう危険性があります。

「対向車とぶつかりそう」と思ったら立ち止まるなり、譲り合いの運転を心がけてください。

凸凹な道

最後にご紹介するのは、是政橋を渡る手前の稲城北緑地公園付近にある凸凹した道です。

こうした凸凹した道はタイヤの太いクロスバイクや砂利道でも安定して走れるグラベルロードなら問題なく走行できますが、タイヤの細いロードバイクではタイヤが跳ねてしまいハンドル操作がしづらくなります。

また、稲城北緑地公園付近は凹凸した道が長く続くので、手が痛くなってしまう可能性があります。
走行する際は、サイクリングロードではなく隣に広めの舗装された道がありますのでそちらを走行してみてください。

まとめ

多摩川サイクリングロードは50kmと長く、紹介した場所以外にも危険な場所が多くあります。そのため、歩行者や路面状況に注意しながら走行してください。多摩川サイクリングロードの走り方をもっと詳しく教えてほしい方や走行に不安がある方はぜひRIDEAWAYが実施のしている初心者講習会にご参加ください。

スタッフ一同、準備を整えてお待ちしております。またのご利用を心よりお待ちしております!

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