多摩川レンタサイクルRIDEAWAYスタッフの園田です。
本記事では、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクに関するフレームサイズの違いによる乗り心地の変化をご紹介します。
また、RIDEAWAYを利用される方に向けて当店でどのように自転車を選んだらよいのかをご紹介します。
「フレームサイズ」とは
「フレームサイズ」とは一般的に前のギアが付いている部分(ボトムブラケット)からサドルを固定するネジがあるところ(シートチューブ上段)までの長さのことを言います。

メーカーによってサイズ表記が「S」「M」「L」のアルファベットだったり「48」「52」「54」などの数字だったりと異なります。


「フレームサイズ」を選ぶ理由
我々が靴や洋服を選ぶ際に、自分の身長に合わせてサイズを選ぶように、自転車に乗る場合も身長に対して適正なサイズがあります。フレームは自転車の中でも核となるパーツでフレームサイズが合っていないと乗っている人の負担が大きくなったり、自転車本来の性能を十分に引き出すことが出来ません。
フレームサイズは乗る人の身長や手足の長さなど体格に合わせて選ぶことが大切です。
サイズが大きすぎると…
フレームサイズが大きすぎると、フレームに対してサドルをかなり低くしないと乗れません。また、股下よりも高い位置にフレームがあると、止まる時や降りるときにしっかりと地面に足を着けることができないので、転倒してしまう危険性があります。
自転車のペダルを漕ぐときは、ペダルが一番下に来たときに足が毎回伸びきるので疲れやすくなります。

さらに、フレームサイズが大きいとハンドルまでの距離も遠くなるので、ブレーキやギアチェンジなどの操作がしにくかったり、腕が伸びきっている状態が続くと首や腰などが痛くなります。
サイズが小さすぎると…
フレームサイズが小さすぎると、フレームに対してサドルをかなり上げないと乗れません。また、ハンドルとの距離が近くなるので乗り降りする際やカーブを曲がるときにバランスを取りづらくなり転倒する危険性があります。
さらに、ハンドルとサドルの高さの落差が大きいため、常に深い前傾姿勢で漕がなければいけません。深い前傾姿勢で自転車を漕ぎ続けると腰や肩が痛くなる可能性があります。

フレームサイズの選び方
ここでは、スポーツバイクを初めて買う方向けに自分の体にぴったりとフィットするフレームサイズの選び方を紹介します。
まずご自身の身長と股下寸法を計測します。身長と股下の寸法を把握しておくことで次のステップで説明するジオメトリーを見る際や実際にお店に行きまたがる時に参考になります。
股下寸法を測る際は、柱や壁に向かって15㎝ほど足を開き、靴を脱いでまっすぐ立ちます。次にティッシュボックスや厚めの本を股に挟んで壁に立ち箱を柱に当てます。素早く柱にビニールテープなどで印を付けたら、床から箱の上部までの距離を測ります。


股下の寸法がサドルの高さを計算するための基礎データとなりますが、股下のみの数値だけではサドルにまたがった際に膝が伸びきってしまいます。そこで、この股下寸法にサドルの高さ係数と言われている0.08を掛けてサドルの高さを計算します。例えば股下90cmの場合計算式は「90cm×0.08=」となりこれがサドルの高さの目安となります。
次に自転車メーカーのホームページなどにある「ジオメトリー」と呼ばれるフレームの各部分の寸法や角度などの数値が書かれた図を見ながらだいたいどのくらいのサイズなのかを決めていきます。ジオメトリーにはたくさん数字が書かれていますが、フレームサイズ選びで注目する点は「Seat Tube Length」や「top tube length」と書かれている項目です。この項目は前のギアが付いている部分(ボトムブラケット)からシートポストを固定するネジが付いているまでの長さが書かれています。
例えばcannondale caad optimo2のジオメトリーを見てみると一番上に書かれてある数字がフレームサイズでその下にSeat Tube Length=40,44,46.7,49.5…と続いていきます。この数字だけではシートポストの長さが含まれていないので15~20cmほど足した値とご自身の股下寸法を比較して近いフレームサイズを選んでみてください。


身長と股下寸法が分かったらお店に行き店員さんに伝え、実際にまたがってみてください。
RIDEAWAYではサドルの高さのみの調整ですが、サドルの前後位置、ハンドルの高さ、前のギア(クランク)の長さなども変更できるので、自分の体に合うフレームサイズを決めることが出来ます。

RIDEAWAYを利用する際は「基本スペック」をチェック
ここからはRIDEAWAYを利用する方に向けたスポーツバイクの選び方を紹介していきます。まず、会員登録を済ませたのちに予約する自転車を選んでいただきます。 この際に注目していただきたいのが、各自転車の詳細ページにある「基本スペック」の「サイズ」という項目です。自転車のサイズに加えて適正身長も記載されています。

次にこの適正身長を見ながらお客様自身の身長に合わせた自転車を予約して下さい。中には適正身長の幅が大きい自転車もあるので、サイズで迷う方や自分に合う自転車が分からない場合いは下記のURLからお問い合わせください。
RIDEAWAYでのラインナップ
ここではRIDEAWAYでレンタルできる比較的大きなサイズの自転車と小さいサイズの自転車を紹介します。
RIDEAWAYではサドルの高さの調節しか行っていませんが、購入される方は自転車屋さんにて実際にサイズを決める際はステムと呼ばれるパーツやハンドルの高さも変えることでより自分の体に合った自転車になります。
大きいサイズ
cannnondale CAAD Optimo2

海外の男性のお客様は背の高い方が多く、CAAD Optimo 2や次のAVANT H60-Dが人気です。
ORBEA AVANT H60-D

こちらは日本人のお客様でも多く借りていただいている大きめサイズのロードバイクです。
SPECIALIZED SIRRUS 2.0

RIDEAWAYが取り揃えている自転車のうち、クロスバイクの中で最も大きいのがこちらです。
TREK FX 2 Disc

こちらもSIRRUS 2.0に並んで大きなクロスバイクです。
小さいサイズ
Anchor RL3 DROP

一般的なロードバイクのブレーキの他、ママチャリと同じ感覚でブレーキができるサブブレーキも搭載しています。こちらのサブブレーキは握力が弱めの方でも握りやすいブレーキです。
NESTO FALAD

RL3 DROP同様、握りやすいサブブレーキが付いています。
Bianchi VIA NIRONE 7

RIDEAWAYで最も借りられているといっても過言ではない人気の自転車です。
SCOTT SPEEDSTER

cannnodale Topstone4

グラベルロードバイクと呼ばれる、オフロード(砂利道など)にも強い安定感のある自転車です。
NESTO LIMIT2

GIANT LIV ESCAPE R W DISC

サドルがかなり柔らかく、他の自転車よりもゆったり乗ることができます。
まとめ
スポーツバイクのフレームは自転車の中でも核となるパーツです。
フレームサイズが合っていないと乗っている人の負担が大きくなったり、自転車本来の性能を十分に引き出すことができません。
そのため、スポーツバイクの購入を検討している方はぜひ自転車のフレームサイズも気にしてみてください!
そして、RIDEAWAYでは小柄な方から背の高い方まで乗れるように様々なサイズの自転車をラインナップしております。写真だけでは分かりにくい部分もあるかと思うので、ご気軽に店舗にご来店ください。
引き続きRIDEAWAYをよろしくお願いいたします。